C系1年生 テキスタイルの授業風景その2

前回は果物か野菜をモチーフにデザインするシルクスクリーンプリントでのてぬぐい制作の様子を紹介しました。

 

↓先月紹介した後期テキスタイルの授業↓

http://yokohama-art.info/blog/wp/2016/11/01/c-tex/3715/

 

本日は後半戦、「綴れ織り」を制作する授業の様子を紹介します。入学してから初めてとなる織り機を使用した授業です。

綴れ織り(つづれ織り)とは、経糸(たていと)を見せず緯糸(よこいと)だけで様々なパターンや絵を織り出す技法で、タペストリーを織る代表的な技法として長い伝統を持ちます。3世紀頃には既に存在し、ペルーでこの技法の織物が出土しています。3千年以上前のエジプト王墓から見つかったなんて話も。日本では西陣織りが有名ですね。

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織機の構造や操作方法を学び…

 

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綴れ織りの技法を一通り実験すれば、もう自由に絵を織る事が出来るようになります。

この課題では、前半のスクリーンプリントで制作したてぬぐいの野菜か果物モチーフの単色デザインを元に、デフォルメや色を加え綴織用のデザインを起こし、タペストリーを作ります。

 

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講評の様子。綴れ織りデザインの元となったてぬぐいと並べて展示します。どのように展示するか、学生達で話し合い、自分達で決めています。作品の見せ方、とても重要ですね…!

 

もう12月も半ば、1年生は来年度のコース選択を決めている時期です。今後も織りを続けてくれる学生がいるといいなー!