造形表現(彫刻B)、本年度後期は樟を素材とした木彫制作に取り組んできました。テーマは『木馬』の造形。
立体という3次元の視座に、「揺れる・動く」という時間軸の視座を加えた造形にアプローチしました。
長崎信博先生は総評の中で、「素材に自身の感性を反映させるためには、道具を扱い始めて1万時間位かかります。」と素材理解と技術習得の難しさ、奥深さを語られました。
個々のプレゼンテーションの様子からは、木彫にはじめて取り組む受講者も多かったこともあり、素材・道具が思い通りにならないことに戸惑った人も多かったように感じられましたが、時間をかけて課題に取り組む中で木彫という造形の面白さに触れることが出来た人も居たようです。
密度の高い作品も見られ、見応えのある講評会となりました。
講評の様子
制作の様子