情緒と情操の間
長谷川昇教授 最終講義
2016年1月25日16:30〜18:00
横浜美術大学本館33教室
本年度の授業最終日、最終時間の「美術科教育法 Ⅰ」が長谷川昇先生の最終講義・授業となりました。
「特別な講義を実施せずに、通常の授業終了をもって最終とする」という先生のご意志にそった形でした。もちろん、学生や教職員にも公開いたしました。
教室には、通常の受講者である教職課程の3年生を中心に、多数の教職員が聴講にかけつけました。4年生も、卒業制作の手を少しだけ止めて、かけつけました。
いつも通りの、真面目で優しい語り口調と、時折混ぜるユーモアに、皆の笑いが溢れました。
「学校の美術教育は、情緒と情操の間にある。」
先生が繰り返して強調された言葉です。
中学、高校、短大、大学と43年間にわたり、美術教育に携わってこられた先生が見出した、ひとつの仮説なのだと推察できます。
この仮説の検証は、受講していた学生や教職員にとっての宿題です。
大きな宿題をありがとうございました。
詳しく知りたい方は、どうぞ、先生の研究室のドアをノックして下さい。
先生から学生への最後のメッセージはこうでした。
「声が小さい!そんなんじゃ現場では通用しません。練習しよう。カラオケ行こ!」