4月15日 絵画棟1Fで美術保存修復センター横浜からお越し下さった青木享起先生が保存修復について講義して下さいました。
青木先生は、明治時代にロシアで聖画(イコン)を学び、教会などに飾る聖画を手掛けていた山下りん(一八五七~一九三九年)の作品を修復された方です。
修復にもいろんな技法の種類があるとのこと。
絵具の種類、支持体(キャンバス、紙)の種類などの組み合わせが劣化の原因があったり、
修復家という職業は、元の絵に忠実に再現する技術が重要になってくる職業なんですね。
ダヴィンチの最後の晩餐が破損が激しいのは壁にフレスコ画以外の技法でも描いているためだそうです。
ふむふむ・・・
修復過程の説明も丁寧に教えて下さいました。
学生も熱心に聞いていてとても充実した講義でした。