「夜の学校」とは、美術大学における「学び」の発展可能性を探る企画として立ち上げた課外プログラムです。
美術大学とは、アカデミックに美術の技術知識を習得するための「システム」だといえます。一方、拡張的に捉えると、そこは制作・思考・交流の「環境」でもあります。こうした理解をもとに、セルフ・キュラトリアルな学びの場を学生自身が創造してゆくことを目指します。
この合宿はその一環として、来年1月に渋谷ヒカリエにて予定している展覧会のために、出展作家の制作環境である京都で共同しながら、プロフェッショナルな制作思考・技術を学ぶものです。
合宿初日の今日は京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAにお邪魔し、京都市立芸術大学総合芸術学科の学生が企画する展覧会の設営補助や、京都大学の先生によるトークイベントのサポート、ギャラリー業務のお手伝いなどを行いました。学生たちは様々な作業を手伝い他大学の学生と交流しながら、大いに刺激を受けているようでした。
明日からの4日間は、作家アトリエにて制作作業やフィールドワークを行い、その後は自分たちの制作環境である大学に戻り、再びワークショップを行う予定です。
またワークショップの様子はご報告します。