12月1日(木)ついに鋳込みの日がやってきました。原型制作からシリコン型、蝋張り、蝋原型修正、湯道付け、鋳型作りの行程を経て鋳込みの日を無事に迎えることができました。鋳込みの仕事は一人ではできません。講師の宮崎先生はじめ、美術鋳造の経験豊富な専門の方も助っ人に来てくださいました。
朝は雨が降っていて、鋳造をすることができるかどうか心配でしたが、お昼には快晴となり清々しい鋳造日和でした。
焼きあがった鋳型には、もう蝋原型は入っていません。中は空洞になっているのでそーっと運びます。それから石膏と麻布を使って型を補強します。溶けたブロンズが流れたときに型が崩壊しないようにします。
型は土の中に埋めます。石彫場に穴を掘りました。あとはブロンズが溶けるのを待つだけです。
手作りの炉に坩堝が入っています。坩堝の中にブロンズのインゴットを入れ、約1200度の高温で溶かしていきます。
ブロンズが溶けている様子が見えます。
炉の中が高温になり、ブロンズが溶けています。溶けたブロンズの上には不純物が浮いているので垢取りですくい出します。
炉から坩堝を引き上げます。とても熱く、重いので耐熱性のエプロンと手袋を付けて2人がかりで坩堝台へと移動させます。
溶けたブロンズが流れる様子はとても美しいです。
それぞれ自分の作品に鋳込みをしていきます。
皆さん怪我もなく無事に鋳込みを終えることができました。
見学に来てくださった高校生の皆さんありがとうございました。
横浜美術大学の彫刻コースにて是非ブロンズの鋳造を経験してください。