修復保存コースです。
3年生から選択できる修復保存コース。
この4月から、新たなメンバーを迎えました!
これから絵画・紙・立体の修復技術や美術作品の保存、保管について学びます。
絵画修復の授業では、デッサンに取り組みました。
修復された作品の図版を見本に描いていきます。
1年生の時に学んだデッサンとはちょっと雰囲気が違い、
陰影がなく余白が多いようです。
作品をそのまま写すのではなく、
簡略化し輪郭線(アウトライン)で描いてるんですね。
実はこれ、単なるデッサンではなく、
傷ついた作品の状態を描き記すためのデッサンなのです!
この輪郭線で描かれたデッサンに、損傷の箇所を描き込みます。
画面のどの部分にどんな傷や欠損があるのか、
剝落は赤鉛筆、ひび割れは青鉛筆でしっかり描きます。
出来上がりはこちら。
わかりやすく説明されていますね。
言うならば作品の「診断書」。
作品の修復工程の前に、じっくり観察し状態を把握することが重要なんですね。
緑の見えるアトリエが自慢の修復保存コースでした。