修復保存コースです。
絵画・紙・立体の修復保存について学ぶ3年生。
今回は紙作品修復の授業の様子を紹介します!
生活に馴染みのある「紙」という素材。
でも実は紙についてよく知らないのかもしれません。
まずは紙を知ることからスタート。
紙の保存についてもしっかり学びます!
セロハンテープで経年劣化した新聞やコピー用紙です。
数十年でこんなに変わるんですね。
こうした紙への影響を調べることが大切です。
授業では紙を作る体験も。
紙はパルプ(木や草の繊維)から作られています。
子ども向けの紙漉きキットを使ってパルプ(木の繊維)から紙を作ります。
ペットボトルに紙の原料と水を入れて、パルプにします。
網でパルプをすくって、紙の形にします。
しっかり乾燥させたら手作り紙の完成です。
この紙の断面を拡大!
細い繊維が絡まって紙が成り立っているのがよくわかります。
ちなみにこちら和紙の場合は…拡大!
長くしっかりしてそうな繊維ですね。
自分たちで作った紙と比べて、繊維の密度がやや少なめ。隙間が見えます。
世界には様々な種類の紙が存在し、紙にそれぞれ特徴があります。
紙に応じた修復を目指して、紙を知っていきましょう!