2018年度金兎賞海外美術研修旅行記 その1

金兎賞とは、トキワ松学園の佐野みどり理事からの寄付をもとに、卒業制作の最優秀作品の中から1名に贈られる賞で、受賞者には副賞として「海外美術研修旅行」があたえられます。

 

今年の旅行先は ン です!受賞者の川井愛美さんは、バルセロナ・マドリード・トレドを巡る予定です。

現地から旅行の様子が届いていますので、ご紹介します。

 

 

3月4日(月)

バルセロナに到着しました。

到着は、午後12時。

ガウディ建築を見学しにいってきました。

モデルニスモ(Modernismo) (カタルーニャ地方の芸術様式)の建築がある通りには、実は、歩道に、お洒落な赤いレンガで、サインがあるんです!

このサインのデザインは、バトリョ邸でも見ることができます。

 

カサ・バトリョ

海の生き物をイメージして作られています。ステンドグラスが素敵なんです。

 

残念なことに、今回は、修復中。

換気の機能性と、芸術性に優れた設計です。屋根裏は、アーチ構造になっており、白い漆喰で塗られています。

 

ガウディは、

独創性を、作ろうとして作るのではなく、自然から教えてもらうことが多い。

自然のものを研究して、シンプルにする事で、独創性が生まれたんだ。

と、語っていたそうです。

 

カサ・ミラ

ガウディ最後から二番目の作品の見学。皆さんご存知のサグラダファミリアの前に作られたのが、この邸宅です。

ここの屋上は、特徴的です。

土、火、水などの自然をモチーフに考えられています。

雨や、風に、さらされた大地をイメージしているそうです。

火をイメージした塔。

ヨーロッパの甲冑の頭部みたいな塔。

そして屋根裏は、ガウディが、どのような構造の研究をしていたかわかる模型が展示されています。

どれ見ても、芸術性と、機能性を揃えており、勉強になりました。

 

~その2につづきます~