横浜美大は、先週金曜日2月12日から2月27日まで群馬県
みなかみ町で開催している竹灯籠イベント「かがよふあかり」
に参加させて戴いています。
冬季に客足が遠のく地方に、魅力的なイベントを創りたい!
という主催者様の想いに美大として微力ながらご協力。
昨年10月から横浜美大PD3年生を中心に学内で試作を重ね、
年明けから量産していた竹灯籠が完成し、多くの現地の方々
にご尽力頂き、無事現地に設置されました!!
先週金曜日に点灯式が行われ、NHK群馬放送局の生中継で
も紹介して頂きましたよ!
制作したのは2種類の竹灯籠と「鳳凰」の原画です。
コロナ禍で制作時間も参加学生人数も制限されていたので、
作業時間かけずに大きく豊かに見えるデザインを考えました。
こちらは、お花をイメージしたHana Type。
5本の竹灯籠を360°の扇状に広げた作品です。
一般的に縦方向が多い竹灯籠に斜めの方向性が加わる事で
少し印象が変わりますね。
こちらは、「鞠・まり」をイメージしたMari Type。
一本の竹灯籠の周りに、細く裂いた竹を差し込みます。
周りの竹にも光が当たって、、、1本の竹灯籠のわりに、
大きく繊細な印象をもたらします。
周りの竹の形にも変化があるので、会場全体の雰囲気も
賑やかになった気がします。
こちらの2枚の「鳳凰」の原画は、横浜美大で描かせて戴
きました。
主催者の「コロナ禍での閉塞感に希望を照らす」想いを胸
に抱きながら描かせて戴きましたが、竹灯籠として彫り込
むことで、生き生きとした神々しさが宿った気がします。
デザインは、常に製作者など現場の方々との共働でその
価値を高めます。今回の活動は正にその事を実感できる
良い機会となりました。
コロナ禍で外出(特に1都3県の県外越境)は以前自粛傾
向ですが、スキー場やキャンプ場は密になり難い状況でも
あります。温泉宿も密対策施して営業頑張っております。
群馬・新潟方面にお越しの際は、感染予防対策の上、是非
お立ち寄りくださいませ。
横浜美大では、今後もコロナの影響で深刻化する地方の
問題に対して、産学連携を通じて積極的にご協力させて戴
くつもりです。