【修復保存3年】紙作品修復

こんにちは。
修復保存コースです。

今回は、修復保存コースの3年生が前期に行なっていた紙作品(版画)の修復の様子を紹介します。

 

 


この版画作品は全体的に汚れていたり、たくさんのシミがありました。

 

 

 


刷毛やクリーニングクロスでのクリーニングはもちろん、
粉状の消しゴムを使い、作品上を丁寧にくるくると撫で、汚れを落としていきます。

 

 

 


作品を修復する前に行う作品調査の結果、この作品は水洗処置が可能だと判断しました。
水の中に優しく作品を浸けていきます。

 

 

 


水洗処置1回目の水(左)と2回目の水(右)を比較すると、汚れがよく落ちていることがわかりますね!

このあと水槽から取り出して乾かしました。

 

 

後期も修復作業が続きます。
修復完了が楽しみです!