【修復保存2年】絵画修復

こんにちは。
修復保存コースです。

今回は、修復保存コースの2年生が前期に行なっていた絵画作品(油絵)の修復の様子を紹介します。

 


修復前の作品が今どういう状態なのか記録するために撮影をします。
修復保存コースの教室には簡易カメラブースがあり、そこでカメラの扱い方から撮影の方法、作品の設置の仕方まで多くのことを学びます。

 

 


作品修復では、溶剤テストを行いました。
クリーニング作業などでは様々な溶剤を使うことがあります。

気化した溶剤を吸い込まないように防毒マスクを使用したり、目の保護のためゴーグルを着用したりと、自分自身を守るための準備もバッチリですね!

 

 


後から確認できるように、溶剤テスト結果を記録しています。

 

 


クリーニング処置などを行った後には、コテアイロンを使用して亀裂・剥落箇所を接着しました。

 

 

はじめての修復作業に、作品を扱う怖さや緊張を感じつつも、修復作業の楽しさも発見できたのではないでしょうか!

後期も修復の技術や方法、そして理論を学んでいきます。
これからどのように修復されていくのか楽しみです。