【修復保存3年】絵画修復②

今回は修復保存コースの3年生が後期に行なっていた絵画(油絵)修復作業のうち、充填整形・補彩を紹介します。

ちなみに、絵画作品などの画面上に生じた欠損を充填材で埋め、オリジナルの絵具の凹凸に合わせて充填材を整形することを「充填整形」、絵具などを用いて色をつけ画面上で目立たせなくする技術を「補彩」といいます。


修復の前にはテストピースで充填整形・補彩の練習をします。

 
 


いよいよ本番です。

絵画に充填整形を行っていきます。
細かな凹凸まで丁寧に作っていきます。

 
 


充填後、補彩を行っています。

 
 

補彩前(左)、補彩後(右)

 

一見全くわかりませんね。すごいです!

 

後期の授業も残りわずか。

修復が完了するのが楽しみです!