教職課程3年生の道徳教育の研究は、中学校免許状をとるための必修科目です。「道徳」という名前がつくからといって、ただ「ありがたい」話をしているわけではありません。みんなで話し合う、という活動もします。討議とか議論という活動です。
中学校の教師になったら、道徳の授業(特別の教科 道徳)をする機会があるでしょう。その授業の中では、「生徒たちが話し合う」機会があります。教師はそれを指導しなくてはいけません。そのためには、討議についての知識や経験をもっている必要があるのです。
どうすればよいか。とりあえず、やってみるのです。
やってみると、いろいろわかります。
意見を言うって勇気がいる。反論されると悔しい。うまく質問ができない。うまく質問に答えられない。
意外な事柄にも気づきます。
よく知らない人だったけど、意見が合う。いつも無口なのに、自分の意見ははっきり言う。私って意外と頑固だ。
よく「話し合ってください」って言うけど、意外と難しいのです。
それでも、これから「話し合い」は増えていくのです。
いろいろ話し合ってみよう。