こんにちは、修復保存研究室です!
2021年度卒業制作展が無事に終了しました。
今回は展示様子をご紹介します。
修復保存専攻では、卒業制作(作品)だけでなく、論文や修復報告書を執筆します。
ですので、作品とあわせて論文内容をまとめたパネルが展示されています。
今年は油彩作品の修復、立体作品(仏像)の修復、紙作品の修復、素材や技法研究といった実に多様な卒業制作となり、見応えも十分でした!
学内展の様子。一人一人ブースで区切り、作品と論文をまとめたパネルなどを展示しました。
仏像の修復。修復前の仏像の等身大パネルもあり、ビフォーアフターがわかりやすいです。
油彩画と額の修復。作品の左半分が修復済み。右半分の修復は後輩に引き継ぎます。
技法研究。研究に使用した道具なども展示します。初めて見る方もわかるよう、たくさんの解説パネルがありました。
浮世絵の修復。作品は裏側からも見られるように展示しました。
模写による技法研究。描画工程が段階的に、丁寧にまとめられています。
学生たちは「初めて見る方にもとにかくわかりやすく、伝わりやすく」を心がけ、展示方法を工夫していました。
展示台やキャプション、パネルの作成など細かな準備までとても大変だったかと思います。
卒業制作展を通し、多くの方に修復保存を身近に感じていただけたのではないでしょうか。
学内展、学外展にお越しいただいた皆様、本当にありがとうございました!
4年生のみなさん、お疲れ様でした。
ご卒業おめでとうございます!!