修復保存コースの2年生は、絵画についてよく知るために、
さまざまな種類の支持体作りに取り組んでいます。
今回は半吸収性下地(半油性下地)のキャンバスを作ります。


普段は画材店等で購入するキャンバスですが、加工されていない麻布を張るところからのスタート。

無事に張れました!
絶縁層となる膠水を塗布したら、下地を作ります。

下地の基となる粉(炭酸カルシウム)を膠水に入れて、油彩画制作で使われるサンシックンドリンシードオイルを少しずつ混ぜ入れながら、下地を作っていきます。

丁寧にゆっくりかき混ぜていますね!
油分が分離してしまうこともありますが、上手くいきますように。

下地剤が完成しました!

作った下地剤を何層か塗布して、乾燥させたら完成です。

キャンバスを手作りすることで、絵画の構造の理解をより深められたのではないでしょうか。
今後もまだまだ支持体作りが続きます。
楽しみましょう!
