こんにちは。
☆2年生は、アニメーションとしての課題で初めての制作となる、ゾートロープの講評会を行いました!
この課題では約1ヶ月間の制作期間が設けられており、時間がかかった分、力作ぞろいです。
★ゾートロープとは、アニメーション古典技法の一つです。
連続している絵(写真)を筒の中に並べて回転させ、それをスリットから覗くと絵が動いて見えるという仕組みです。
現代では映像を見るといえばテレビ、ビデオ、パソコンですが・・・
この仕組みを用いれば、アナログで映像を再現する事が可能になります。
むしろ、これはデジタル機器が出始めるより前の技術です。機械がまだ無かった頃に、こうして手動で楽しめる娯楽が生み出され、やがて映画(シネマトグラフ)の発明へと至りました。
☆★☆作品紹介☆★☆
- ストロボを用いるタイプの作品
「星と走るゾートロープ」というテーマで制作されました。外観は毛糸や粘土で作られ、素朴な手触りを感じられます。また、上の写真にはありませんが実際に動かす時には照明にもこだわりました。
上から電気が流れてきて、キャラクターが感電するアニメーション。無機質的な舞台と、電流とビリビリして驚くキャラクターが愛くるしいです。
- こちらは、スリットから見るタイプです。(もちろん、ストロボでも見れます。)
ゾートロープの土台を建築に見立てました。窓枠や壁は、木製マドラーを用い丁寧に作業しました。中でまるい粘土が窓と部屋の中をいったり来たりします。
お菓子の袋やビンや包装紙などのゴミを使ったコラージュアニメーション。表現手法とストーリーが関連していて、風刺的な内容です。実際に作品を見ると、色使いや質感、情報量の多さに圧倒されます。
★最後は、学生同士でも自然に手が挙がり、賑やかな講評会となりました。
そんな姿を見ていると、前向きで意欲的な姿勢がお互いに刺激をもたらしていて、とても豊かな学年だと感じました!
よいスタートダッシュを切りましたね! みなさんおつかれさまでした。