テキスタイル2年生は布のクリエイションの授業を行っています。
オパール加工や塩縮加工、マクラメやプリーツ加工など、
様々なテキスタイルの加工法や技法を学びます。
その中で、ニードルパンチと呼ばれる
複数の布やウールなどの繊維を重ね、多数の針で刺して圧縮していき、一枚の生地にしていく方法があります。
ニードルとは針のことです。
今回の実験を例にすると、
右側半分→ニードルパンチをしていない状態:タオル地/バラン/オーガンジーの3層
左側半分→タオル地のほうからニードルパンチをし、一枚の布状になっています。
手で刺していくやり方やミシン型のものでニードルパンチをしていくことも出来ますが、
今回は群馬県桐生市にあるテックスボックスさんにお世話になり、工場でのニードルパンチによるサンプル制作をさせていただきました!
ドローイングした紙や和紙、ファー素材の布にチェック柄、キラキラした布、エアーキャップやラップ、
フルーツキャップや木の皮、などなど…
様々な素材の組み合わせにより新たな布が完成しました!
どんな生地を組み合わせると面白いか、これを組み合わせるとどうなるかな?
と想像しながら組み合わせてみても、
想像通りにいくものばかりではなく、表と裏の表情が違ったりと予想外の発見があります。
4年生のNさんはこの技法で卒業制作を進めています。
たくさんのドローイングと生地や綿などが重なり、独特の風合い!
田んぼからインスピレーションを受けているそうです。
ここからどのように変化していくのでしょう。