ロトスコープの手法を使ったアニメーション制作は皆初めてなので、まずは3人1組のグループで制作しました。
課題条件:モノクロ制作、15秒
【グループ制作】
チーム名「柴犬」
柴犬のメンバーは、実写撮影時にホースで雨を降らせたりと、シチュエーション作りを工夫していました。
アニメーションに起こす際、どの雨つぶを生かすのかに注意を払い、タッチの面白さを意識して制作したそうです。
チーム名「ピジョン」
チームピジョンの特徴は、足の動きをメインに撮影したところです。普段着ないスーツや、ロングスカートを着て撮影したそうです。
アニメーションに起こす際はカットごとに担当分けし、各自の好みで様々な画材を組み合わせ試しました。
チーム名「Infinity Penguin」
このチームは、ペン回しをする面白さをアニメーションにしました。
筆、鉛筆、ペン…太さ、細さ…それぞれの特徴をうまく使い、場面転換させたり、繋げたりと積極的な編集です。
モノクロという制限がついていたのですが、意欲的にカラーバージョンも制作しました。
学生はグループ制作を通して、ロトスコープの感覚を掴めたようです。
この後、いよいよ個人制作です!
【ロトスコープ個人制作講評会】
個人制作では各々ロトスコープを拡大解釈して、アニメーションを作成しました。
漫画のような線で動きを表現し、背景に薄く実写映像を被せ、独特な色味を出したアニメーション。
不思議な空気感のある実写映像を背景に、デジタルで描いた女の子が踊っているアニメーション。
鉛筆のアナログな質感、実写映像、デジタル描画などなど様々な質感をあわせて編集された意欲的な作品。
意識の変化を描画の質感で捉え、展開、再構成させた秀逸な作品。
他の学生作品も各々物語性があり、面白かった!
みなさんにもこのアニメーション作品、是非見てもらいたいので、
お時間ある方は、3月24日(日)のオープンキャンパスにお越しください!!