テキスタイルデザインコース2年では、染色技法研究を行いました。
一言で「染色」といっても様々な技法がありますが、テキスタイル2年の授業では、その中から「友禅染め」「型染め」「色糊技法」を学びます。
今回はそのほんの一部ですが、制作工程をご紹介致します。
まずは友禅染め。もち粉や糠を混ぜた「糸目糊」を使用し、生地に絵を描くように糊を引きます。
引かれた糸目糊は染料を防ぎ、白い線となります。
図柄は加賀友禅の古典絵柄。昔の作品から友禅染めの基本を学びます。
糸目糊が引き終わったら、大小様々な刷毛や筆を使い、生地を染めます。
染め終わった生地は、染料を定着させるために100℃の高温で蒸します。
そして、糊を洗い落とし、乾燥させたら仕上げの色を挿し、完成です!
つぎは「型染め」
柿渋を和紙に塗り重ね貼り合わせた「渋紙」を図柄の通りに切り出し、生地の上に置いて糊置きをします。
こちらも、糊の部分が白く残り、生地そのままの部分が染料で染まる技法です。
10㎝ほどの大きな刷毛で一気に染めます!
生地を洗うときは、白い部分が染料で汚れないように、素早く迅速丁寧に!
後はしっかり乾かしたら完成です!
最後に「色糊技法」
今まで経験したふたつの技法を活かし、糊に染料を混ぜ「色糊」にして制作します。
「型染め」の型を使い色糊を置いています。
こちらは「友禅染め」の糸目糊を応用していますね。
そして完成したのがこちら!
以上、染色技法研究でした!