クラフトコースでは、2年生のスツール制作課題が行われました。
スツールとは背もたれのない一人用の椅子のことで、木工におけるデザインと構造を学びます。
使用木材はアルダー。
ヨーロッパの広葉樹で、柔らかい木なので手加工、機械加工共に向いていることから、デザイン性の高い家具が作れます。また経年変化で色が赤みがかった茶色になるので、風合いも楽しめます。
まずはデザイン案をスケッチし、1/5の模型を作りながら理想の形を探ります。
模型でも本番同様アルダー材を使用し、完成形をイメージします。
デザインが完成すると、本番サイズの木材を選定していきます。
木材は自然素材なので、節や割れが入ってしまうものもあります。無駄が出ないように歩留まりの良い選定を心がけます。
パーツができたら接着材で圧着し固定します。
最後に塗装をして完成です。
制約のある中で、それぞれの個性が出た良い作品が完成しました。
お疲れ様でした!