後期が始まりました!
修復保存コースの3年生はより深く、絵画・紙・立体作品の修復技術を学んでいきます。
後期の授業の紹介の前に、前期の授業の内容をご覧ください。
紙作品修復の前期の授業では「版画作品の修復」に取り組みました。
前回は作品調査からドライクリーニングを行い、作品の表面の汚れなどを物理的に除去しました。
今回は、作品を水に浸して、紙に染み込んだ汚れをキレイにしていきます!
みんなで道具を準備します。
そっと作品を浸していきます。
丁寧に!
作品が何十年ぶり(?)に水風呂にはいっています。
なんだか気持ち良さそうですね。
そっと取り出します。
水に色がついています。
こんなに汚れていたんですね。
やさしくゆっくり乾かします。
今回の作品は、紙がしっかりしていて、油性のインクで描かれていたので、
水で洗浄することができました。
作品によっては水厳禁なので、処置前調査で作品の特性をしっかり見極める必要があります。
作品の汚れが落ちて、気分もスッキリした1日でした!