絵画・紙・立体の修復技術を学ぶ修復保存コースの3年生。
今回は前期に行われた立体作品修復の授業の様子をご紹介します。
日本に古くからある立体作品の多くは木で作られています。
そうした作品の修復を行うためにも、まずは木材の扱いに慣れることが重要です!
自分たちが使う、かんなや彫刻刀などの手入れにチャレンジ。
傷んだ刃先を研ぎ、切れ味を復活させましょう。
初めなので、ゆっくり、落ち着いて…。
刃先を砥石にあてて、研いでいきます。
刃がピカピカになりました!
道具は定期的に手入れすることで、長く使うことができます。
では早速彫ってみましょう。
小さな手板に幾何学模様を彫っていきます。
なかなか難しそうですね。
先生の指導を受けながら、コツコツ彫り進めます。
みんな集中して取り組んでいますね。
数日かけて彫り進み、形が見えてきました。
完成した手板はこちら。
細部までしっかり彫れていますね。
木材と道具に慣れ親しみ、技術を学ぶ。
こうした経験は、今後の作品修復に活かされるはずです!