６月23日に横浜出身のテキスタイルデザイナー、岸本万里さんのトークショーを行いました。
mannineというファッションプリントブランドの若手デザイナーさんです。
岸本さんはロンドン芸術大学 セントラル・セント・マーチンのファッションプリント科を卒業し、
様々な賞を受賞しており、ジョンガリアーノなどでテキスタイルデザイナーとして経験を積んでいたこともあるそうです。
ポップでカラフルな色合いと、架空の動物のような人のような柄などのユニークな柄がとても印象的！
絵の背景にあるストーリーも遊び心たっぷりで、見ているだけでワクワクします。
鮮やかな色のワンピースやコート、
実際に服地に使っている生地や下絵など、たくさんみせていただきました！
学生時代に描いていた絵やコラージュなどがたくさん詰まった分厚いスケッチブックや、作品のファイルなども見せていただいたのですが、
今のファッションデザインに繋がっているような絵もたくさんあり、
なかなかデザイナーさんのスケッチブックを見る機会はないのでとても興味深かったです。
ロンドンの学校の学生さんはスケッチブックに色々なものを貼り付けてしまうそうで、
空き缶や砂のようなものなど街中でみつけてきた面白いものが貼られたりしていて、とても分厚い人が多いそうです。
社会に出てしまうと、じっくりと作品を考える時間や情報収集をする時間を取ることが難しくなってしまうので、
学生時代のスケッチブックやインスピレーションの元になる資料のファイルなどは貴重な財産だということを改めて感じました。
留学と考えると、お金がない、英語が喋れない、食べ物がおいしくない等、マイナスな面ばかり考えてしまう人が多いけれど、
岸本さんはロンドンに行ってみて、こんにな面白いことがあるのにそれをやれないなんてもったいない！
という気持ちが強く、苦労や時間がかかっても前に進んできたという
実体験のお話に背中を押され、自分も頑張ろうと思う学生も多かったのではないかと思います。
