「ナラティブのナラティブ、アートのアート 不寛容な時代のわかりあえない私たちのために」展 開催中

現在活躍している現代美術作家と本学学生とのワークショップの軌跡をみせる、「ナラティブのナラティブ、アートのアート 不寛容な時代のわかりあえない私たちのために」展が開催中です。

今回の展示では、作家の作品を中心に展開しています。

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髙橋さんは、京都に生きる一人の個性的な人物を見つめ、ドキュメントにおける真偽の問題、撮影者の立ち位置、ナラティブの「継承」による都市の「形象」について問いかける二つの作品、《HARADA-san》《HARADA-sanに対する身勝手な応答- 音楽と編物と》を展示します。

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矢津さんは、ワークショップ参加者が制作した作品を体験する「装置」としての作品《kogumagusuku》を展示、また屋外には、それぞれの山に住まう「神」の依り代としての「山車」を巡回させる《yamagusuku》を展示します。《yamagusuku》内では、ワークショップ参加者のインタビュー《yamaguskuのためのナラティブ》を見ることができます。

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山田さんは、ワークショップ参加者のナラティブに対する彼の解釈やイメージ、ならびに彼らから採取した心音を大規模なインスタレーションに展開する《そのなかにも在るかもしれない》を展示します。

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また、ギャラリー壁面には、今回のワークショップに立ち会いながら本展企画者が書き連ねたテキストと、それに対するワークショップ参加者のレスポンスを、彼ら自身の手で書いた《わかりあえない私たちのためのノート》が展示されています。

この展示は、第2期として来年1月に渋谷ヒカリエでも展示を予定していますが、出品作品も、展示構成もガラッと変わります。

《yamagusuku》は大学ギャラリーのみの展示となりますので、是非体験してください!