2018年度金兎賞海外美術研修旅行記 その4

引き続き、海外美術研修の様子が現地から届いていますのでご紹介します!

 

 

今日はバルセロナからマドリードまで移動します。

600キロ 2時間半。東京→広島間と同じ距離です。

アトチャー駅に着きました。

着いてから遅めなお昼です。

なんと、ミシュラン二つ星のお店⭐️⭐️

http://vi-cool.com/es/inicio/

ミシュランを取ったシェフが、15000円分の労力を使うちゃんとした料理を作るのに疲れてしまって、カジュアルにするところが多いのです。

お昼代、日本円で2000円ぐらい。

実は、普段であれば、予約しないと入れないお店にはいれました。リーズナブルで、美味しい料理でした。

川井さん、大満足!!

センスって、日常の何気ないところからも影響を受けます。一流のシェフが作るものの彩りや、お店の雰囲気を楽しみながら、センスが上がる歳の重ね方をしてくれると、いいなぁ。

ここのシェフは、日本食にインスパイアをうけたのでしょう。日本の万能ネギがさりげなく、添えてあります。お皿にも美的センスを感じます。

なんと、お茶ポットが、南部鉄器!

日本の美術センスも、再確認です。

お腹も満たしたところで、ティッセン=ボルネミッサ美術館見学です。

14世紀・15世紀の重要なフランドル、オランダ絵画があります。ルネッサンス期やバロック期の作品もあるんです。

また、ここには、印象派のゴッホ、モネ、ドカなど、本当に盛りだくさんです。

ここには、バロック時代を代表する彫刻家、建築家、画家でもあるジャン・ロレンツォ・ベルニーニの制作した像があります。

ベルニーニを、スペインでも、見れるなんて、とても、貴重な体験です。

彼は、ローマのために生まれてきたと言われています。古代遺跡が残る古き都ローマは彼の手によって、壮大なスケール、絢爛豪華な装飾にあふれる美の都に変貌されたのですから。

彼の作品。

やはり、群を抜いて造形美が優れているので見るだけで、ドキドキ、キュンキュン。素敵さに心持ってかれちゃいます。

彼を少しずつ知りたければ、ダン・ブラウンの小説「天使と悪魔」を読んだり、映画化された作品の中を見ると、最初のとっかかりになるでしょう。

(ちなみに、話は、少しずれますが、ダン・ブラウンの奥様が、美術史を学ばれています。そのため、小説の中に影響が出てるんだと思います。)

聖セヴァスティアーノ St.Sebastiano

ベルニーニ以外の作品も沢山あります。

 

印象派。

印象派の作品があり、心躍りますね。

ゴッホ

夕暮れ時がいい感じです。

ドガ

バレリーナ

沢山みて、心が豊かになる時間を楽しめたと思います。