2018年度金兎賞海外美術研修旅行記 その6(最終回)

金兎賞海外美術研修旅行記、最終回をお伝えします!
見学、最終日です。
午前中、ソフィア王妃芸術センターに、向かいました。
この美術館には、ピカソのゲルニカが、展示されています。
この作品は、美術の教科書とかにも出ているので、知っている人も多いのでは、ないでしょうか?
川井さんは、ゲルニカを見た際に、自分が想像していた以上の大きさの絵であったということに圧倒されていました。
壁一面の壁画のような絵です。
やはり、絵は、実物を鑑賞するべきですね。
撮影は、禁止なので、ポストカードを購入しました。
この美術館も、見るところが、盛りだくさん。
ダリの絵以外にも、彫刻がありました。
※ダリは、様々なアプローチで作品を制作しています。
 美大生が見るべきと言われているダリの短編映画「アンダルシアの犬」を見るのも、勉強になります。
ソフィア王妃芸術センターでも、ピカソの絵を見ることができます。
最後も、貴重な作品を鑑賞し、心が豊かになったと思います。
そして、トレドに行く前に、美味しいごはん。
●マグロのアボガド添え
●トマトと、チーズ蜂蜜添え。おそらく付け合わせの粉はきなこ?(マルゲリータピザの上のみの贅沢な一品でした)
●いわしの創作料理
午後は、トレドツアーに行きました。
トレドは、とても興味深い街です。
現代化をまぬがれ、古代ローマから西ゴート王国、後ウマイヤ朝、スペイン黄金時代といった2千年紀にわたる文明の痕跡を残し、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教による異文化の混合がムデハル建築に示されています。
だまし絵のようにレンガの文様を描かれている家があります。
これが、トレドの家の特徴です。
街を歩くことで、文様も見ることができ、勉強になったのではないかと思います。
サンタ・マリア・デ・トレド大聖堂は、カトリックの聖堂です。
自然光取り入れる天窓があり、光が差し込むことにより装飾がキラキラ光るピエタです。
この聖堂の聖具室には、エルグレコの「聖衣剥奪」が、あります。
現在のものは修復され、当時の色を鮮やかに見ることができます。
「オルガス伯の埋葬」の絵は、天界と現世が、明確に上下分割され、グレコの最高傑作と言われています。
効率的には回れましたが、すごく急ぎ足のツアーなので、情緒を感じていられず残念。いつかまた、訪れたい街でした。
夜は、セサミの洞窟という意味のお店にいきました。
著名な画家の名言が書かれていたそうです。

La escuktura es el arte de la inteligencia.

彫刻は知性の芸術だ
Picasso
少し、わかるようなわからないような。
ピカソの名言。
研修旅行の宿題ができました。
たくさんの作品を見て、作り続けながら、学べば意味がわかるかもしれません。
今回の研修旅行は、これで終わり。
マドリードから、ドバイ経由し、日本到着です。
スペインの街並みや、料理、建物、絵画、デザインと、
何気ない日常からも、学べた9日間の研修旅行でした。