こんにちは!
先日は、PD基礎Ⅱ「ならすカタチ」の講評会を行いました。
PD基礎Ⅱでは、PD基礎Ⅰで学んだ「素材」や「加工法」を活かしながら、
アイデア発想から素材選定まで、自由に制作します。
初めて曖昧なテーマから始める課題なので・・・・
学生も教員もハラハラドキドキしながらスタートしましたが・・・・
なかなかどうして、面白い企みに溢れた提案が沢山出てきましたよ!
この課題では、音のなるものを広く捉え、
生活音や環境音なども着目しながら「人にとって音をならす」ことの
見つめ直してカタチにする事を意図しています。
講評会には、面白い着眼点と素材を使った作品が並びましたよ!
粘土をこねています。
大きさの違うキューブや球体にして、違う音がうまく鳴るかな?
陶芸の粘土も変えながらたくさん実験しましたね。
(フォルムファンタズマっぽくてカッコよい!)
一度焼いた時には割れてしまったけど・・・(涙)
めげずに3Dプリントした形でも検証して、
最後には素朴で綺麗な形に出来上がりましたね!
カラカラ、コロコロ、形と中身の違いで面白い音が出せました。
嵐の音を作りたいというアイデアを試行錯誤しています。
筒の中には小豆が入っていて、綺麗な螺旋のカタチに固定してある竹串
に当たることで、ザーザーと狙った音が出せましたね。
基礎1で学んだ樹脂や機材の扱い方を応用できて更に加工方法への理解も
深まったと思います。
ほかにも、横浜美術大学の全てのコースの工房や教室の音を集めて音を
混ぜ合わせ、廃材を使ってハマウス(横浜美術大学公認ゆるキャラ)を
表現した作品も出てきました。
カンカンという音ひとつとっても、金工の金槌や絵画のキャンパスを張る
音など、少しずつ違う音がスピーカーから聞こえてきて・・・・
横美のなかでは多様な音が生まれていることに気づかさせられました。
どの提案も着眼点の面白さが垣間見える作品ができて良かったと思います✨