☆蝋型ブロンズ鋳造彫刻制作の様子☆④割り出し・修正

投稿が遅れてしまいましたが、先日行われたブロンズ鋳造の割り出しの様子をお伝えします。

 

割り出し作業はとてもワクワクする瞬間でもあります。鋳込みは成功したかな・・・

 

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ブロンズ鋳造を終えた鋳型は時間が経っても熱々です。注意しながら運び、割り出しをします。中身は金属なので鉈などの道具を用いて大胆に割り出しをして大丈夫です。

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型の補強に巻いた麻布を剥がします。

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鋳型をハンマーや木槌で叩くとボロボロと砕けます。作品が見えてきました!

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湯口と湯道の付いた作品が出てきました。感動の瞬間です。鋳込みは大成功です!ワイヤーブラシを使って鋳肌に残った鋳型材を落としていきます。

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湯道を切り落とします。

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湯道を切り落として、作品の割り出しが終わりました。少しバリが付いている部分もありますが、これもブロンズ鋳造の味です。丁寧に修正しましょう。

 

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修正方法も、講師の宮崎先生が1から分かりやすく教えてくださいました。こんな方法があったんだ!という発見と驚きの連続でした。

 

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みんな真剣に修正作業をしています。

はじめはヤスリで表面を整え、細かい部分はリューターで削ります。最後には布ヤスリをかけました。

タガネで叩いて整えていくと、滑らかな仕上がりになります。

修正作業はとても難しいですが、最後まで頑張りましょう。

ブロンズ鋳造は無事に終わりましたが、作品として完成するまでにはまだ時間がかかります。

着色も大切な工程になります。今年度はブロンズ作品の着色と台座の取り付けを行う予定です。

作品が完成したらまたブログにアップさせていただきます♪

横浜美術大学彫刻コースのブロンズ鋳造実習にご尽力いただいた先生方、サポートしてくださった皆様、ありがとうございました!